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電気窯の修理、、
2007/04/04のBlog
熱線が切れてしまえば 温度は上がりません。 素焼きの 700~900℃程度なら、時間をかければ何とかなります しかし、 電気窯は、三相 200Vの電力で トライアングル形に熱線が張ってある。 だから、 そのうちの一本が切れてるのは ちょうど、クルマのエンジンで プラグの一本が切れてるのに似てる。 やっぱり 具合が悪いよなぁ、、 そもそも、 上薬の本焼きで使えない、、 本焼きの熱線は全然安くない、、 素焼き程度の低い温度ならニクロム線で充分 お手ごろの値段で手に入ります が、 陶磁器用の窯、一般には カンタル線を使います 1300℃も大丈夫。 ちなみに、あと100℃くらい高いと 溶鉱炉の温度。 カンタルは、会社名のようです。 最初に 窯の製造元に聞いてみようか?? 「素人がやるもんじゃない!」 って言われるだろうし 工賃も聞いて知ってたから、いまのフトコロ事情を考えて ボツ ちなみに、こんな感じで溶けるように焼ききれて、、 ならば、 よぉし、パソコンパソコン、、 「カンタル線」で いっぱいヒットした! その中から、秋葉原の有名な電熱器機屋を見つける。 電話。 970円/M (kanthal A-1 2.6) うん、まぁまぁだろう。 じゃぁ次、 熱線の長さを計算。 窯のシリアルプレートには 13kw 41A 200V 交流3相 けど、 実際に流れてたのは 操作盤の電流計で39A (電流計がくるってないと、信じて) 交流で3相の場合 全体の電流利用率、 単純に3倍じゃなくて ルート3倍です。 = 1.7320508 (ひとなみにおごれや!) だから、 それぞれの単相に流れる電気は (39~41) ÷ √3 = 22.5~23.6(A) 単相あたり 電熱線の抵抗値は 200(V) ÷ 22.5~23.6(A) = 8.4~8.8(Ω) 切れた相の線径は 2.6mm (抵抗値は 約0.271Ω) よって、 8.4~8.8 ÷ 0.271 = 31~32.5㍍ ! えぇ? と思った。 だって、幅70cm奥行き46cmの壁面 Uのジャバラジャバラで30㍍以上の線が張り巡らされてるんだぁ、、 実際に ジャバラの一山の長さをヒモを当てて実寸 測ってみたら 29.5㍍ ほぼ一致する。 せいぜい10㍍くらいだろうって思ってたから びっくり です。 高くつくなぁ、、
by izurugama-archive
| 2009-08-23 12:01
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